✽r∞trip|ルートリップ✽
この1年間で様々な水族館に行ってきました。
大阪の”海遊館”、島根県の”しまね海洋館AQUAS”、福井県の”越前松島水族館”、どれも魅力的で、とても楽しい水族館です。
今回ご紹介するのは、2018年の春にオープンした、今までに行ったことのない、とってもユニークな水族館。
この水族館にはアイドルはいません。ショーもありません。なのに、全国からたくさんの方が訪れるとっても不思議な水族館です。
話題の『むろと廃校水族館』ってどんなところ?
高知県の中心部から約90キロ、東南部の最果て室戸岬に2018年4月26日に開館したとってもユニークで、話題の水族館。50種類1000匹以上の魚が飼育・展示されています。
2001年に閉校し、2005年に廃校になった旧室戸市立椎名小学校の校舎を、地域活性化を目指す室戸市が水族館への再利用することを決めて、約5億円をかけて整備・リノベーションしたものです。
むろと廃校水族館には、大阪『海遊館』のジンベエザメのようなアイドルはいません、島根『しまね海洋館AQUAS』のシロイルカによる“幸せの縁 ミラクルリング”といったショーもありません。
ですが、オープンしてわずか3カ月半で初年度目標の4万人、そして半年でなんと、10万人超え、そしてつい先日には14万人を突破しちゃいました!すごいですね~!
良心的な入場料がうれしい!
むろと廃校水族館にはショーがありませんが、他の水族館にはない、魅力がたっぷり詰まっています。
それで、大人600円はとってもお得ですね!子供はたったの300円!
それほど広い水族館ではありませんので、1時間もあれば一通り見学する事もできます。(本当はもっとゆっくり見て頂きたいのですが)
『学・校・ら・し・さ』にこだわるユニークな演出がおもしろい!
むろと廃校水族館といえば、この屋外大水槽!
普通の25mプールです!!
ウミガメやサメが悠々と泳いでいます!
学校のプールにウミガメやサメが泳いでいるなんて、非日常すぎます。。。
日本中探しても、ここしかないんじゃないでしょうか。
他にも、廊下に水槽があったり、
跳び箱が水槽になっていたり、(金魚が泳いでいます)
カメの甲羅を背負って亀仙人になれたり、
日常ではありえない、光景が至る所に広がっています。
こんな、張り紙ができるのも、廃校水族館ならではですね。
『こちらの水槽はクラス替え中』
『いつでも参観日』
『転校生や転入生』、随所に学校らしさが感じられます。
どこか懐かしい、校舎の佇まいに、大人は童心に返り、小さな子供は興味津々。
人間と魚が共存する校舎内には、シャッターチャンスが至る所にあるので、親はカメラが手放せません!
校舎の裏山や、南方に広がる太平洋の自然美。
自然と同化していますね。
いや、室戸の町と同化している、と表現した方が正しいかもしれません。
それは、むろと廃校水族館に転入してきた生徒(お魚さん達)や、水族館と地元の方とのつながりが見て取れる、公式Twitterをのぞいてみるとよく分かります。
twitterでフォローして、むろと廃校水族館を倍楽しもう!
オープン前からほぼ毎日?ツイートされ、この記事を書いているときには314ツイート。
先生(スタッフの方)が毎日つぶやいている内容がなかなかユニーク!
過去の投稿を見ていくと、むろと廃校水族館の歴史が分かってきます。
普通に校舎内を見て回っていたら、見落としてしまう面白ポイントもツイートしているので、事前にチェックしてみてください!
昨日、初老の女性から「コバンザメをもらってくれない?」との電話があり、持ってきてくれました。
「魚についちょって、海水に入れたら生きちょった」
とのこと。室戸って楽しいなぁ。
昨日はタコをくださったおじいさんもいらっしゃいました。
皆様ありがとうございます。 pic.twitter.com/WLUov5ifta
— むろと廃校水族館 (@murosui_kochi) 2018年6月8日
コバンザメってもらえるんですね。。。。
「またついちょったー」
とコバンサメを頂きました。
小判がざっくざっくです。
何についていたのか知りたいところです。
「違うがーがいちょったら、持ってくるき」
とのこと。
ちょっと楽しみですね。 pic.twitter.com/mHVNUl3Rp7
— むろと廃校水族館 (@murosui_kochi) 2018年6月27日
そんな頻繁に、もらえるんですね(笑)
朝、軽トラで港へ行きました。
組合の事務所へ立ち寄っている間に、荷台にカニさんが…。
どなたかわかりませんが、
ありがとうございます! pic.twitter.com/WsjeTwiUHb
— むろと廃校水族館 (@murosui_kochi) 2018年12月7日
地元の方の愛を感じます。。。
GWの帰省に向け、「孫に見せるんじゃ」と言って、せっせと生物を運んでくる漁師さん。
年末年始の確認にきた地元の女性。
年中無休と聞いて、「お正月に来る孫を連れて来られる」と大喜び。目指していたあるべき姿の一つが果たされていることが確認できました。
毎日、参観日です。ご活用ください! pic.twitter.com/P73wfzyDCW— むろと廃校水族館 (@murosui_kochi) 2018年5月4日
なんだか、温かくなりますね。。。。。
平日と祝日(特にGW・お盆・お正月)とでは全く違う雰囲気に!
平日は比較的すいているので、ノスタルジックな廃校の雰囲気を楽しめます。
一方、
休日は子供連れの家族がたくさん訪れるので、授業参観って感じですね!
僕が行って来たのはお正月だったので、めちゃくちゃ人が多かったです。
授業参観よりも、文化祭って感じでした。
お土産は”ブリのぬいぐるみ”が人気らしい!
ここでしか買えないオリジナルのブリのぬいぐるみがとても人気だそうです!
ぶりくじ物語。
きのうで1万3千本突破しました。
最近、大人買いが増えた気がします。大量のブリを取り扱うと、たまに個性的な子との出会いがあります。
写真のブリはなんと、ウィンクしています。
フグが少し混ざっていたりして…。 pic.twitter.com/XeaI2NuKf8
— むろと廃校水族館 (@murosui_kochi) 2019年1月20日
1回1000円
決して安くはないんですが、1万本ってすごいですね!
ぶりくじ物語
今日で1万本に到達します。
8月に登場し、あまりの人気ブリに2回の販売中止があったため、実質4ヶ月での1万本。
サイズ違いで鏡もちならぬ、鏡ブリにもなります。(←沖縄のもち屋の孫である館長が怒るぞ) pic.twitter.com/DD1Zefzu16
— むろと廃校水族館 (@murosui_kochi) 2018年12月30日
ちなみに、高知県で今一番売れているぬいぐるみだそうです!
関西方面からの高知観光に組み込む事で、高速道路代の節約になる??
ルート | 距離 | 時間 | 高速道路 ※休日割 |
【直行】 大阪⇄高知市内 | 293km | 約3時間50分 | 6,890円 |
【室戸経由】 大阪⇄室戸⇄高知市内 | 345km | 約6時間30分 | 4,030円 |
大阪から高知市内に直行ルート
室戸経由のルート
ご覧の通り、関西方面から高知を訪れる場合、室戸経由だと所要時間は2時間40分長いですが、高速道路の利用区間が短いので、高速道路代が2,860円安くなります!(片道)
時間はかかりますが、トンネルが多くて味気ない高速道路をドライブするよりも、太平洋の爽快な景色を横目にドライブした方が楽しいですね!
もし、関西から車で高知を訪れる際、往復どちらかを室戸経由でドライブしてみて下さい!
室戸~高知市内の間は、おすすめの観光スポットも点在しており、むろと廃校水族館もおススメの一つ。
料金もお手頃なので、途中の休憩スポットとしても気軽に立ち寄ることができます。
他のおススメスポットは?
せっかく室戸まで行くなら、食べてほしいグルメがあります。
それは、室戸キンメ丼!
西日本一のキンメダイ漁獲量を誇る室戸。
日戻り漁で新鮮なキンメダイを味わうことができ、お値段も1600円とお手頃です!
とにかく美味しいので是非立ち寄ってみて下さい!