一人旅

【愛知】佐久島アート・ピクニック。行き当たりばったり一人旅。

 

✽r∞trip|ルートリップ✽

愛知県にある離島「佐久島」。

以前、行き当たりばったりでしたが、3時間程度の滞在をしてきました。

アートと手付かずの自然がいい感じに残っていて、手軽に非日常を味わいたい方にオススメのスポットです!(一人旅にもオススメ!)

■佐久島のココが面白い!

  • 「おひるねハウス」や「秘密基地アポロ」など、アート作品が点在。
  • 島内の所々にある、草木が生い茂った一本道が冒険心をくすぐる。
  • 古い街並みと、海のコントラストが絵になる。
  • 島内は基本徒歩移動で楽しめる。(レンタサイクルも可)
  • 民宿も数軒あるので、泊まるのもあり。

この記事では、実際に僕が歩いて回った順序通りに、時系列でご紹介していきます。観光客があまりがいなかったので、各所スムーズに見学ができました。

「ここをこうすれば、もっと楽しめたかな?」と反省点もいくつか。

これから佐久島に行かれる方の、参考になればと思います。

 

佐久島アート・ピクニックって?

佐久島の歴史はとても古く、侵食によって失われた佐久島の石垣の地層から縄文土器の破片が発掘されており、弥生時代の貝塚も島内で3ヵ所見つかっています。江戸時代には海運業で繁栄し、現在も行われる島の祭りは当時の文化を今に伝えているそうです。

高齢化と過疎化が進む佐久島にアートで活気を

平成13年度から、地域活性化を目指し「祭りとアート」をテーマに様々なイベントが開催されてきました。

アーティストと島民や来島者の交流を図る”ワークショップ”などもおこなわれ、「アート」で島が活性化してきているんですね。

歩いて回れる島内

佐久島には信号機が一切なく、車はそれほど多く走っていません。島内観光は基本、歩いて巡ります。交通の拠点となる、西港と東港へは徒歩約30分で移動できるんです。

アートで活性化された島内を歩いて巡る。それが「佐久島アート・ピクニック」

島をちょっと歩くだけで、離島ならではの自然とアート作品、古い町並みが、いい感じに調和しているのが垣間見れるんです。

▼佐久島で楽しめるアートはコチラ

>>佐久島振興課HP

 

「佐久島」を行き当たりばったりで島内散歩

一色港からジェット線に乗って佐久島へ

11:30 一色港発

佐久島へのアクセスは一色港(名古屋中心部から車で約1時間)からジェット船で約20分。

僕が利用した航路が、

  • 往路 一色港   11:30発
  • 復路 佐久島東港 14:50発

約3時間の滞在です。

 

佐久島行き 一色行き
一色港発 佐久島東港発 佐久島西港発
6:30 7:00 7:07
7:40 8:30 8:37
9:30 10:10 10:17
11:30 12:30 12:37
13:40 14:50 14:57
15:50 17:15 17:22
17:50 18:20 18:27

強風だったので、欠航を心配していたんですが、なんとか予定通り運航され、念願の佐久島に行く事ができました。

僕は船酔いをする方ではないので、心配していませんでしたが、強風の影響もあり、揺れる、揺れる。

すごい揺れ!!!!

揺れというより、衝撃がすごいです。

伊豆大島に向かうジェット船を思い出しました。(同じく強風の日)

「横転するんじゃないか!?」と内心ビクビク。

僕、結構ビビリなんです・・・

神様に祈るよう、手に汗握りながら、島内での散策スケジュールを考えていきます。

何とか無事に着陸!!

いやっほう〜!!!

佐久島の西港で下船

AM11:45

佐久島には西と東の港に寄港するので、先に到着した西港で下船することに。

予定よりちょっと早めに到着。

下船した途端、横風が半端ないです!!!

 

吹き飛ばされそうになりながら、何とか体を前に。

港で現地の方に聞いたところによると、西港は天候で着岸できない場合があるようです。一方、東港は内海になっているので、波の影響があまりなく、ある程度の気象条件でも着岸できるようです。

なので、これ以上風が強くなると、西港から帰りの船に乗れない可能性があったので、東港から乗船する予定で島内散策のルートを決めました。

西港→弁天サロン→大葉邸→おひるねハウス

AM11:48

当初、レンタサイクルを予定していましたが、風が強い為断念。

散策ルートは、船の中でざっくり決めていましたが、ほぼ”行き当たりばったり”で。

なんせ、強風による波の衝撃で、それどころじゃありませんでしたので・・・

まず最初の目的地は弁天サロン経由の「大葉邸」

築100年の古民家をアート作品化したものが「大葉邸」。内部を見学をするには鍵を開ける必要があります。鍵は弁天サロンで借りれます。

早速鍵を借りて大葉邸に。

 

AM11:56

古民家特有の、木の扉。

ギギギと音を立てて、扉が開いていく。

高さがないので、ぶつからないように注意しながら足を踏み入れる。

庭に面した「真っ白い壁の、縁側のような空間」がとてもアーティスティック。

借りた鍵を使って施錠を外し、家の中に入ってみる。

中を覗いてみると、ちょっとだけ灯りが灯っていた。

全体的にうす暗く、とても静かな空間。

時間がなかったので、サクッと見学して大葉邸を後にしたが、後々調べてみると、アートな施しが随所にされていて、見逃しポイントがたくさんありました。(反省)

■「大葉邸の見学の手引き」を弁天サロンで受け取る

大葉邸は、見学の手引書がないと、十分に楽しめません。弁天サロンで鍵を借りる際に、「大葉邸の見学の手引き」を受け取るようにしましょう。

今回、見学の手引書を受け取れなかったので、しっかりと見学をすることができませんでした。

大葉邸を見学したあとは、そのまま「おひるねハウス」に。

趣のある集落を抜けると、浜辺に抜ける道が。

見えてきました。

 

PM12:04

「おひるねハウス」に到着!

確かにこれは、数人で来たらテンションが上がりそう。

インスタでよく見るやつだ。

残念ながら、おじさん一人だったので、中に入って雰囲気だけ楽しむことに。

実はココ、劇場版名探偵コナン「天空の難破船」にも登場した聖地なんですね。

海とアートのコントラストを見て、瀬戸内の直島を思い出した。

いい感じだ。

 

このエリアにはカフェが数軒あります。

ちなみに、訪れた日が冬の水曜日だったので、ほとんど、いや全てのお店が閉まっていました。(佐久島は水・木が定休日、冬季休業のお店が多い。)

おひるねはうす近くのカフェ

 

西の集落→ノンとビリー→すわるとこプロジェクト→カモメの駐車場

PM12:12 

弁天サロンに鍵を返却し、東港に向かって散策再開。

黒壁の集落を抜けると、大きな道に出た。

この道が東港まで続く「フラワーロード」というメインストリートらしい。

ここでも、アートを眺めながら、島歩きを楽しむ。

 

PM12:24

少し歩くと、やぎのお家が見えてきた。

その隣に「すわるとこプロジェクト」が。

「すわるとこプロジェクト」は島内の数カ所に配置されています。

 

PM12:37

大きなビーチが見えてきた。ココは天神の浜。

カモメが群れをなしています。近づくと一斉に飛んで行きました。

そして発見!アートな「カモメの駐車場」。

遠くから見るとリアルすぎて本物に見えます。

 

風が強すぎて、イーストハウスと佐久島のお庭を断念

PM12:50

佐久島でどうしても行きたかったスポットの一つが「イーストハウス」。

黒のおひるねハウスと対照的に、真っ白のイーストハウス。

▲ココを渡って行くんですが、横風が強すぎて、前に進みません・・・横に吹き飛ばされそうなぐらいの強風だったので、あえなく断念。。

次回にリベンジです。

本当に、ものすごい風でした。

 

東港→新谷海岸→秘密基地アポロ

PM12:55

東港の渡船場を一旦チェックして、次なる目的地へ。

東港周辺の集落を少し散策。

阿弥陀寺を経由して、浅間神社のある山の中に入っていきます。

 

弘法さんのほこらがある、山の中をぐるっと回って、弁財天方面に下っていきます。

ここはちょっとニッチなスポットだった。

 

PM13:07

集落を抜け、佐久島の南東に向かって歩いてきます。

まずは、紫の砂浜を目指す。

一気に離島感が増した。

行く手を阻む、倒木が!

強風で倒れたのかな?

この先に、紫色の美しい海岸があるようだ。

潮の香りが近づいてきた。

 

PM13:19

新谷海岸に到着!

何層にも重なる地層越しに見る新谷海岸。

薄紫色をしたムール貝の細かく砕けた殻が、砂浜に混じり紫色に見える事から「紫の砂浜」と呼ばれているそうです。

 

ここは、なかなかの穴場スポットだ。

 

来た道を戻って、先ほどの看板を奥の方に進んでいく。

カラッとした青空が気持ちいい。

一本道を真っ直ぐ歩いていく。

このトンネルを抜けて、平古古墳群を抜けると佐久島の秘密基地に。

 

PM13:36

秘密基地アポロに到着!

アポロ11号の月面着陸をイメージして作られた秘密基地。狭い入り口を入って、2階にのぼると、いくつもの窓があり、それぞれ異なる景色が楽しめます。

 

この後、橋を渡って弁財天に行く予定でしたが、強風で危険と判断した為、断念。

残念、無念!

この旅2回目の断念、いずれも島に渡れず・・・

 

▲弁財天には願いが叶う「願い石の伝説」があります。

 

PM14:10

予定していたより、早く東港に到着。

帰りの船の乗船時刻は14:50発なので約40分時間が余りました。

弁財天に行けばちょうど良かったです。

時間が余ったので、最後に佐久島信仰の中心である八劍神社を参拝して、佐久島の旅を終えました。

 

「佐久島」行き当たりばっ旅の反省点

強風でなければ、もう1便ずらして、島内滞在時間を伸ばす予定でした。反省点ではないですが、北部の観光がほとんど出来なかったので、島内を満遍なく観光するのであれば、3時間では足りません。レンタサイクルも必要になります。

最後に、下記参考になれば幸いです▼

■「佐久島」行き当たりばっ旅の反省点

  • 当日の天候(風速)は事前にチェックすべし!
  • 「大葉邸の見学の手引き」は必須。弁天サロンで忘れずに!
  • 水・木・冬季は店がほとんど空いていない
  • 一色11時30分発の便は一番混雑する便。9時30分発が狙い目!