✽r∞trip|ルートリップ✽
今まで、多くの一人旅をしてきましたが、「熊野古道」の一人旅は格別でした。
世界遺産の「熊野古道」を歩いて、那智の滝や飛瀧神社、熊野那智大社、青岸渡寺を巡るという、ちょっとしたウォーキング。
神聖な場所での一人旅では、自分自身と向き合い、心を洗う事ができるのでとても気持ちがいいです。
なにより、日本三大古道の一つ「熊野古道」の雰囲気がとても良かったので、最高のウォーキングが楽しめました。
世界遺産の熊野古道。石畳の大門坂から飛瀧神社・那智の滝へ
場所は那智勝浦。
大阪から、車で3時間半〜4時間。
世界遺産の名所が多くあるこの地で、神聖なウォーキングを楽しんだ。
まずは、那智の滝を間近に見るために、大門坂駐車場から歩いて飛瀧神社へ。
約1.8kmのウォーキング。
そもそも、飛瀧神社の近くには駐車場があるのに、なんでわざわざ歩いて行くのか?
その理由は、どうしても歩きたくなる「石畳の古道」があるから。
それが「大門坂」。
世界遺産「熊野古道」の一コースです。
大門坂は、世界遺産「熊野古道」の数あるコースの中で、比較的初心者向けのコース。
初心者向けと言っても、雰囲気は抜群で、約650mの石畳の道が続く光景は圧巻。そこを歩くのが楽しみで、わざわざ歩いて行くんです。
飛瀧神社で那智の滝を拝んだあとは、熊野那智大社・青岸渡寺を巡っていきます。
歩いて回れる範囲に、名所がズラリ。
▼スタート地点の大門坂駐車場。杖の貸し出しも。
▼県道46号線をちょっと歩いて、左手の大門坂の方へ登って行きます。
▼石の鳥居の先には、「那智の聖域と俗界とを分ける」と言われている朱塗りの橋が。
▼「夫婦杉」と呼ばれる二本の老木が、大門坂の入り口。
ここから約650m、石畳の道が続きます。
とても神聖な雰囲気です。
ゆるい上り坂になっているんですが、小雨だったので、滑りやすく、思った以上に体力を消耗しました。
誰にも出会うことなく、
登りきると、駐車場のような広場に。そして県道46号線に合流。
土産屋などが並ぶ参道を下って、飛瀧神社へ。
熊野大社の別宮「飛瀧神社」からは、落差133m、高さ・水量共に日本一の名瀑「那智の滝」を間近に望むことができます。
徐々に名瀑が見えてきました!
大門坂から、飛瀧神社に続く参道は本当に雰囲気があります。
飛瀧神社は、那智の滝自体を御神体としています。
護摩木を奉納した後は、裏参道経由で熊野那智大社・青岸渡寺まで登っていきます。
熊野那智大社・青岸渡寺まで車で行く場合、通行料金が800円必要になります。
熊野那智大社は、熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山の一社。
社殿並びに境内は、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されていて、縁結びや、諸願成就の神様として崇められています。
また、日本サッカーのシンボルマークになっている「八咫烏(やたがらす)」と関係があり、(詳しくは公式HPにて)なでしこジャパンを勝利に導いた『勝守』も有名なんですね!
熊野那智大社のすぐとなりに、西国三十三所巡礼、1番札所の「青岸渡寺」が。
▼青岸渡寺の境内から、三重塔と那智の滝が同時に見れます。
さらに、裏手に進むと
▼間近に、朱色の三重塔と那智の滝の絶景コントラストが見れます。
熊野本宮大社、青岸渡寺ではしっかりお参り。誓いを立てます。
▼帰りは、表参道を通って、再び大門坂へ。
以上、大門坂から→飛瀧神社・那智の滝→熊野那智大社→青岸渡寺→大門坂で約2時間。朝早い時間帯だったので、とても静かでした・・
車で巡るのもいいですが、情緒ある古道を楽しみながら、自分の足で、日本屈指のパワースポットを巡るのもいいもんです。
結構ハードですが、大阪から日帰りで訪れることも可能。一人旅にもオススメです!